年々さまざまな「新車」が登場するものです。ですが、一度作られた車というものはそう簡単には壊れるものではありません。旧式になっても十分乗ることができるものです。

一度購入され、乗られた車、だけど新しいモデルのものに乗り換えられて、手放された車が世の中にはたくさんあります。解体されて部品レベルで再利用されるケースもあるでしょう。ですが、すべての車をそのように扱うとやがてはそのような部品や部材だけが世の中に溢れることになってしまいます。「まだ乗ることができるはず」の車は、「再利用」されるために一度引き取られ、「販売」されることになるのが多いのです。

それが「中古車」です。新車よりもリーズナブルで、だけどまだ乗ることができる車、誰かが何かの理由で手放したものではあるものの、再度チューンナップされ、また誰かが乗ることなる車のことです。

新車というものは高くてなかなか手が出せないという人も多いものでしょう。買うことができても「ローン」は必至で、生活にそこまでゆとりがない人はそのローンを払い続けることに抵抗を感じる人もいるものです。だけど生活する上では自動車が必須だという人も多いものです。都心ではわからないかもしれませんが、地方などでは交通網が全然発達していない場所も多いものです。そのような場所では通勤にも、買い物にも、すべにおいて自家用車が必須であるということが多いのです。

それら車が必要な人が、それぞれ新車を購入できるというわけでは決してないのは明白です。それは経済的に難しいということに加えて、車に対してそこまで「価値を感じていない」という人もいるものです。車はただ乗ることができれば良いと考えている人にとっては、新車を買うなどということは「ムダ」でしかないのです。乗れたらいいのでできるだけ「安く」購入したいということです。

そのような「ニーズ」にマッチするのが「中古車」です。誰かが一度乗ったから安いだけで、本当はまだまだ現役で活躍できるはずの車、機能的にはなんら衰えておらず、ただ型式が古いだけの車です。

そのような中古車もひとつの「市場」を形成しているもので、「モデル」と「年式」によってある程度の相場が決まっています。ただ、「まったく同じ状態」の中古車というものはふたつ存在しないものです。同じオーナーが同じくらい乗った中古車があったとしても、それぞれ違うものなのです。

ですから、中古車への価格の付き方というものは、一点についてひとつの値段です。ポイントは年式と走行距離、そして外観の状態などです。

そのようなことを加味しながら選ぶ中古車は、ある意味新車選びよりも難しい選択を迫られるものです。つまり中古車選びとは無数に存在する中古車から、ただ一台、自分に合った車を探し当てるという、宝探しのような行為でもあるということです。

自分に必要な車と、その要件がどれだけの「価値」を持つのかということを、しっかりと見定めたいというものです。

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